香り付き柔軟剤合成洗剤・消臭除菌スプレーをお使いの方へ

香り付き柔軟剤合成洗剤

消臭除菌スプレーをお使いの方へ

~まずはご自身と大切な方の健康を第一に考えた上で読んでいただければ幸いです~

この記事を書いた人のプロフィール

弊社moko担当。40代既婚男性、子供は1人。2019年突然これまで使っていた粉末系洗濯洗剤で体調が悪くなり『化学物質過敏症』と診断される。それ以降はほぼ全ての人工香料、接着剤、消臭抗菌剤、合成洗剤、柔軟剤、防虫剤など微量であっても体が反応して頭痛、めまい、だるさ、脱力、咳、くしゃみ、喘息、集中力の低下、などの症状が起きる。職場では周りの合理的配慮がなければ働くことは出来ない。人が多い場所での長時間の滞在は難しい。不織布マスクや防毒マスクも本体から揮発する成分で苦しくなるため着用もままならない。

妻も同時期に化学物質過敏症を発症し、学校から帰ってきた子供は全身移香しているため、これに曝露して体調を崩す毎日。移香した服は大量の水を使ってすべて手洗いしても完全に落とすことはできず、干した後は洋服タンスに移香させないためにビニール袋に入れて保管している。

買い物のほとんどは汚染の少ないネットショッピングだが、それでも梱包した人の合成洗剤柔軟剤の成分が商品に付着していてどこにも逃げ場がない。

目次

この記事を書いた理由

私と同じように苦しむ人を増やさないため、次世代の健康を守りたいため、自然破壊を少しでも食い止めたいため、一人でも多くの方に日本の空気がいかに香料まみれで心身がおかしくなってしまっているかを伝えたいからです。

https://twitter.com/emimimi661188/status/1807643489087459376

化学的に合成された人工香料は本当に安全と言えるのか?

各社メーカーは国内の安全基準をクリアしていると回答しています。

しかしながらこの10年ほどで健康被害を訴える数は増え続けているのはなぜでしょうか。

その理由は、接着剤やペンキ、建材などから揮発する化学物質が原因で起きるシックハウス症候群と似た構図だからです。それらはVOC(揮発性有機化合物)と呼ばれるもので、柔軟剤や合成洗剤も例外ではありません。つまり人工香料というのはVOCの一つなので、安全基準をクリアしたとしても健康被害にあわないという保証にならないのです。

※VOCとは樹木や花といった自然由来の香りも含まれております。

良い香りに隠れた健康被害

現在、私は無香料無添加の洗剤や石鹸を使っています。思い返すと、人工香料まみれだった生活を止めた途端に以下の症状が収まったことが分かりました。

人工香料を辞めれば病院に通う時間と労力とお金を無駄にしませんし、薬も必要ありません。

  • 花粉症などの鼻炎
  • イライラしやすいなど感情の起伏が激しい
  • 疲れやすい、疲れが取れにくい
  • 集中力が続かない
  • やる気が起きない
  • 目のかゆみ、目ヤニ
  • 睡眠障害
  • アトピー性皮膚炎
  • 下痢や腹痛
  • 暴飲暴食
  • 風邪を引きやすい     などなど

香害とは? 

香害(こうがい)とは、主に人工的に作られた香りやその他化学物質によって精神的・身体的に具合が悪くなることを指します。SNSなどでは年々香害について言及する声が高まっており、さらに国は2021年に香害の周知と香り製品の自粛を求めるポスターを各自治体へ配布するほどになりました。

香害を知らない人からよく誤解されがちですが、決して「香りの好き嫌い」の話ではなくれっきとした化学物質による健康被害だということをご周知ください。

『STOP!香害』のパンフレットはこちら(PDFファイル)。

たかがニオイと甘く見てはいけない

体重50kgのヒトが1日に空気を吸う量は14,400リットルで約20kgと言われています。肺に入った物質は肺胞から直接血液に乗って脳をはじめ全身を駆け巡ります。口から入ったものは肝臓などで解毒されますが、肺から入ったものはダイレクトに作用するので「たかがニオイ」とはならないのです。

1日の食事時間は約2時間。

呼吸は24時間365日心臓が止まるまでずっとです。

石油由来の化学物質まみれの空気を吸って10年後、20年後健康でいられますか?

化学物質過敏症はだれでも発症するリスクがあります

国内における推定患者数は1000万人を超えるとされており、化学物質過敏症の7割が女性というデータがあります。

人によって発症度合い、反応する物質が違うため治療方法が確立していません。発症してしまうと最悪の場合、これまで住んでいた家や服など自分の身体以外のものを捨てることになります。

この病気の恐ろしさは、ほとんどの場合は死に直結するようなことではなく、家族にさえ理解されずジワジワと真綿で締め付けられるように生活範囲が狭まり、社会的に孤立していくところです。

化学物質過敏症になったら制限されるリスト(個人差あり)

・好きなライブに行けない   

・病院に行けない

・電車、バス、タクシー、飛行機、など公共交通機関が使えない

・スーパーで自由に買い物もできない   

・隣人の洗濯物で体調が悪くなるため窓は開けられない

・友達と遊べない   

・お化粧ができなくなる   

・仕事ができなくなる   

・衣服の新品も中古品も買えない

・ホテルに泊まれない   

・実家に帰れない   

・美容院に行けない  

・エステに行けない      

and more….

消臭除菌スプレーはただの毒スプレー

消臭除菌スプレーに含まれる除菌成分はQuat(クゥオット)と表示されており、これは「第四級アンモニウム化合物」のことを指します。さらにそれには数種類あり、その一つである「塩化ベンザルコニウム」は特に毒性が高いことで知られています。たった50ml(10%溶液)を飲んで死亡した事例があるほどです。また、塩化ベンザルコニウムは揮発するアルコールと違って洗い流さない限りそこに残留し続けます。洗えない物にシュッシュするたびに濃度が高くなります。

↓翻訳機能を利用して読んでください。

「一般的な家庭用化学物質は、脳の健康に新たな脅威をもたらす」

柔軟剤のせいで雑菌を落としにくくなる

  大手スポーツブランドNikeは、スポーツウェアに柔軟剤を使用することを推奨していません

スポーツウェアに限らず、タオルなどの生乾き臭の原因は実は柔軟剤だということがおわかりいただけたでしょうか。抗菌消臭を宣伝する洗剤はいりません。無添加無香料の洗剤で洗濯して、しっかり3回すすぎをすれば良いだけです。

生乾き臭やゾンビ臭というのは大手メーカーのマッチポンプに過ぎません

人と環境にやさしい無香料洗剤

こちらの洗剤リストは、ゆきみねこさんが作成されたものです。啓発活動のためにのみ使用可とのことなので掲載させて頂きました。ありがとうございます。

さいごに

香り長続きするマイクロカプセルの問題まで書くと長くなってしまうので以上、要点だけまとめました。

香害問題だけでも「テレビで流している商品だから安心安全」「大手企業だから危険なものは売らないはず」といった神話が崩れていくのがよくわかります。大人の人間ですら健康を損なうような物です。成長期の子供はもちろん、一緒に住んでいる犬、猫、鳥など動物たちの影響は深刻でしょう。もしあなたが原因不明の体調不良になってしまったら、まずは香料付き合成洗剤・柔軟剤・消臭除菌スプレーをやめてみる価値は大いにあります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考著書

「香害(こうがい) そのニオイから身を守るには」  岡田幹治(著)

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